老後にゆっくり、のんびりしたい気持ちはありますが、何もすることがないとメリハリがなく、誰にも合わず引きこもりになってしまいます。
老後にも仕事があると、少額でも生活費の足しになる上、老後の暮らしの生きがい、楽しみにもなります。
老後に仕事を探す方法、60代、70代でもできる仕事、働き方 などを紹介します。
老後に仕事を探すには？
老後に仕事を探すには、ハローワークや広告、など色々ありますが、一番いいのは、今まで働いていた会社で再雇用契約し、そのまま働くこと。他にもハローワークや求人広告などで応募することはできますが、仕事探しで一番多いのは、知人の紹介、『縁故』です。
今まで働いていた再雇用してもらう
以前は、60歳定年が普通でしたが、高年齢雇用安定法の改正で、65歳まで継続して雇用する企業が増えています。65歳以上定年や定年制を廃止している企業もあります。
再雇用の場合、今までの仕事と同じ内容なのに、賃金が半額以下になることも多く、不満を持っている人も多いのですが、60歳からの仕事探しは結構大変。60歳まで働いていた会社がそのまま雇ってくれるなら再雇用で続けましょう。
人に紹介してもらう
厚生労働省の『雇用動向調査』（平成16年度）によると、60歳以上の人が職を得たきっかけは『縁故』が一位。人的なつながりを大事にし、出会いの場所をもとめる積極性が必要になります。
若い時から、ふだんから、同窓会や近所のおつきあい、職場の知り合いなどから声をかけられるよう人とのつながりを大事にしましょう。一方で、仕事を紹介するという『退職セミナー』『再就職紹介セミナー』はきちんとしたところもありますが、高齢者からお金をとる詐欺のような会社もありますので、気をつけて下さい。
ハローワークで探す
ハローワークとは、厚生労働省管轄の公共機関で、利用は無料。仕事探しに関する相談にものってもらえます。仕事を探すには、自宅のパソコンで検索スルことができますが、見つけた仕事の相談をしたい、紹介状がほしい、応募したいとなると登録が必要です。
広告・求人情報誌、人材紹介会社で探す
手に職がある人は、広告、求人情報誌や人材紹介会社で仕事を探すことも可能です。法改正で派遣の仕事に年齢制限を設けることが禁止になりました。ただ、実際には、年齢別求人倍率の80％は非公開となっており、高齢者の就職は難しいということを意味しています。
シルバー人材センターやNPO法人で探す
高齢者雇用の中では一番仕事がみつかりやすいのが、シルバー人材センターやNPO法人です。
シルバー人材センターは高齢者が働くことによって生きがいを感じてもらうのための社団法人。簡単なお仕事をしてもらいたい人とやってあげる人を結びつけてくれるところです。
あくまで『生きがい』を目的としているため、登録したからといって、必ず仕事があるわけではありません。安定した職を求めている人には、不向きですが、お小遣い程度の収入と、仲間ができ、やりがいを感じることができます。
NPO法人は、ボランティア活動を社会事業化したものです。一般のボランティア団体が無償なのに対し、スタッフに給与を与えることができるのがNPO法人です。シルバー人材センターで紹介される仕事に似た仕事も多いです。
ボランティア活動はしたいが、収入は必要なので無理と考えていた高齢者におすすめです。自分で立ち上げることもできます。
老後でもできる仕事
60代、70代でも働ける、高齢者が活躍する仕事はこちらです
60代、70代の人が多い仕事
マンションの住み込み管理人、タクシーの運転手、清掃員、警備員、介護、医療、など
その他、ファーストフード店（マクドナルドやモスバーガーなど）やファミリーレストランのカウンタースタッフ、コンビニなどは、高齢者雇用に積極的です。
講師になる
生花、茶道、着付け、書道、押し花、パンづくり、料理教室など
自宅や公民館でやれる講師であれば定年はなく、長く働くことができます。その為には、若い時からの準備が必要です。
自分で作ったものを売る
手芸品、お菓子、パン、ドライフラワー、DIY、陶器、消しゴムはんこなど
自分で作ったものを売るのは昔よりハードルが下がっています。各地にマルシェのような手作り市があり、フリーマーケットのように売ることができます。手作り市の情報は、リビングなどのフリーペーパーに載っています。
またネット（ネットオークション、メルカリ、minne)でも販売できます。パソコンが使えない人でもスマホだけで簡単に出品できるサイトもありますよ。
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