老後の生きがい 資格をとる

老後に生きがいや楽しみをもつことで元気に楽しく暮らすことができます。その中の一つ、『資格をとる』ことについて紹介したいと思います。

資格には、仕事に役立つものから、学ぶ楽しみとなるものまで色々あります。

一般的には、数年かけて得られる難関資格は仕事をする上で明らかに有利な武器となる可能性がありますが、簡単に取得できるようなものは、仕事や就職には必ずしも有利に働かないことが多いです。

ただし、時間やゆとり、人生経験があるシニア世代。学びそのものを楽しめたり、趣味や生きがい、楽しみを増やし、社会や人とのつながりを深めることができる資格もあります。

シニアが取得するには、老後に役立てるには、どんな資格がいいのか。どこで学び、どうやって取得するのか。シニアにおすすめの資格を紹介します。

老後の仕事につながる資格

シニアの資格

定年後もずっと働きつづけるためには仕事に関連した資格をとって下地補強をすること。

シニアから取得する資格は、自分のキャリアと関係のある資格がおすすめです。過去の実績や蓄積があると合格までの道のりが近くなります。資格はあるけど実務経験がないというのは、若い人に比べてハンディになるため、これまでにやってきた仕事、培ってきたスキルと直結するものから探してみましょう。

例えば

  • 総務・人事部にいた → 社会保険労務士
  • 法務部門にいた → 司法書士・行政書士
  • 経理部門にいた → 税理士
  • 金融機関で企業向け融資を担当していた → 中小企業診断士・ファイナンシャルプランナー

などなど。

仕事につながる本格的な資格の種類

不動産鑑定士 ・ 調理師 ・ 公認会計士 ・ 電気工事士 ・ マンション管理士 ・ 建築CAD検定 ・ MBA ・ 通関士 ・ 行政書士 ・ 宅地建物取引士 ・ 弁理士

 

仕事につながる資格はどうやって勉強する?

本格的な資格は、難関なものが多く、取得にお金や時間がかかります。早期取得には専門学校へ通うのが近道。年齢を重ねてからでは、記憶力も低下し、気力もなくなってきます。定年後に始めるのではなく、若い時から少しずつ準備していきましょう。

 

厚生労働省が学ぶ費用を負担してくれる資格

資格を取得するための勉強にもお金がかかります。資格取得のための授業料を負担してくれる制度が、厚生労働省の教育訓練給付金

教育訓練給付金は、雇用保険に加入している(していた)人 または 離職後1年以内の人が厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講する場合に国が費用の一定割合を支給するというもの

元々は、訓練を修了した場合に、掛かった費用の20%(上限10万円)が、本人に支給されるという制度でしたが、平成26年10月1日から、「教育訓練給付金」の給付内容が拡充され、専門的・実践的な教育訓練として指定されると

・受講料の40%(上限 年間32万円)を6ヶ月ごとに支給

・訓練終了後1年以内に資格を取得し、就職した場合、受講費用の20%(上限年間16万円)を追加支給。

 

※雇用保険に加入している(していた)等、一定の要件を満たしている人に限ります。

指定の資格(平成28年度)は、

看護師 ・ 歯科衛生士 ・ 保育士 ・ 栄養士 ・ 介護福祉士 ・ 社会福祉士 ・ 精神保健福祉士 ・ 調理師 ・ 作業療法士 ・ はり師 ・ 柔道整復師 ・ 助産師 ・ 准看護師 ・ 臨床工学技師 ・ 言語聴覚士

 

など。給付の対象となる資格は年ごとで変わります。詳しくは厚生労働省 または 教育訓練講座検索システム のホームページにて。

福祉関連の資格は、シニアに門戸が広く役立つことが多いです。介護業界は慢性的な人員不足。仕事やボランティアで地域で活躍でき、自分の親の介護の時にも役立ちます。

利用するには雇用保険に入っている(入っていた)ことが条件なので、定年前か定年後すぐのタイミングで考えてみましょう。

 

老後に楽しめる趣味を兼ね備えた資格

老後の楽しみのためなら、実益より資格にチャレンジすることを目的にするのもおすすめです。時間やゆとりがあるのはシニアの強み。時間があってこそ楽しめ、学びそのものを楽しめます。目標があると生きがいにもなります。

趣味を兼ね備えた資格の種類

教養を増やす資格

漢検 ・ 数学検定 ・ 算数検定 ・ 硬筆書写技能検定 ・ 語彙読解力検定 ・ 色彩検定 (人気順)

 

語学資格

英検 ・ TOEIC ・ 日本語検定 ・ 中国語検定 ・ 実用フランス語技能検定 (人気順)

語学の資格は本やラジオ、DVDなど教材が豊富。オンライン英会話などネットを使って安く勉強することが可能です。

 

ご当地検定

札幌シティガイド検定 ・ 宮城マスター検定 ・NAGANO検定 ・ 秋田ふるさと検定 ・ 富士山検定 ・ 伊賀学検定 ・ 京都観光文化検定試験 ・ 鎌倉検定 ・なにわなんでも大阪検定 ・境港妖怪検定 ・ かごしま検定 熊本観光検定

教養、ご当地検定は、本に知識がまとまっていて、独学で学べるものが多いです。

 

趣味をいかした資格

ウィスキー検定 ・ 菓子検定 ・きのこ検定 ・ フードアナリスト検定 ・ 泡盛マイスター検定 ・ 茶道文化検定 ・ 料理検定 ・ 和食検定 ・ 日本ビール検定 ・ 薬膳漢方検定 ・ デコアーティスト技能検定

趣味をいかした検定は、通信教育で学べるものも多いです。通信教育(がくぶん・ユーキャンなど)は書籍以上専門学校未満の費用で、教材にしたがって勉強していくといつの間にか知識が増えるというメリットがあります。

何をどう勉強すればいい?と悩む人は通信教育の一覧から選ぶと学びやすいです。これらは、民間の資格で、即仕事にとは直結しませんが、ボランティア活動や地域活動に役立てたり、同じ趣味を持つ友達ができたりと人とのつながりを深めるきっかけにもなります。

 

シニアにおすすめの資格まとめ

  • 資格を取るには費用や時間が必要
  • 資格取得のための費用を国が負担してくれる制度がある
  • シニアなら、今までのキャリアをいかした仕事に関連した資格がおすすめ
  • 福祉関連の資格はシニアの仕事やボランティアに役立つ
  • 実益より資格にチャレンジすることを目的にするのもおすすめ

 

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