老後に誰かと繋がっていれば、生きがいや楽しみも感じられ、家で倒れても誰にも助けてもらえないといった孤立や孤独のリスクも減らせます。
その1つの解決策として、シニアがインターネットを活用することがあげられます。インターネットを活用することで『孤立』と『孤独』から脱却することができます。
色々な情報収集
ネットショッピング
障害学習としての好奇心
離れて暮らす家族や友達とのつながり・見守り
見守りサービス
など、インターネットを活用すると色々なことができます。
このページでは、シニアがネットを活用するといっても、何から始めたらいいのかわからない、教えてくれる人がいないという人向けに、シニア一人暮らしの孤立対策に役立つインターネット活用術を紹介します。
教えてくれる人が誰もいないという場合は?
シニアがもっとネット活用できると老後の生活の色々なサポートになります。インターネットに興味がある人でもパソコンが使えないために諦めている人も多く見かけますが、『もう歳だから無理』『最新の情報端末は使えない』という方が多いのですが、いずれも単なる先入観です。
ipad(タブレット)やiphone(スマホ)はテレビのようにスイッチを押せばすぐに使え、したいことを画面上の『アイコン』と呼ばれるマークを指でタッチするだけで作業が始まります。文字入力ができなくても、音声認識機能がついているので、『今日の天気は?』と聞くだけで答えてくれます。
ただ、全くできない、本体を買うところから始めるという人、買ったけど、具体的に何をどうやってやればいいかわからないという人は、自治体やNPOで開催される、シニアのネット活用術講座を受講してみて下さい。広報誌や市役所などでそんな講座があるか聞いてみましょう。
近くに活用講座がない場合は、シニア向けの本を買ってみましょう。ipadやスマホは基本、触りながら覚えるので説明書がありませんが、シニア向けに書かれた本があります。
シニアの見守りサービスとしてのSNS活用術
フェイスタイムやSkype(スカイプ)でテレビ電話
FaceTimeとは、iPhone(iPadやiPod touchも含む)同士で無料でお互いに顔を見ながら通話・テレビ電話が出来るアプリです。FaceTimeの最大の特徴は、相手がiPhone(iPadでも可)であれば、アプリをインストールしなくても使うことが出来るという点です。
iPhoneやiPadを持ってない人はSkype(スカイプ)というアプリをダウンロードして、同じように使うことができます。電話をするより、顔を見ながら話せると遠く離れている家族も身近に感じることができ、どんなに長話をしても毎月低額の通信費で利用できます、
シニアのFACEBOOK(フェイスブック)活用術
フェイスブックは、インターネット上で交流して友人・知人の輪を広げていくサービスです。基本は、フェイスブック上の『ニュースフィード』というところに自分が今していることや思っていることを投稿すると、他のメンバーから反応があり、またそれに反応することで人の輪が広がっていくという使い方をします。
自分の出身校、住んでいる街、出身地などをプロフィールで登録しておき、自分の名前が検索できるように設定しておくと、昔の学校時代や職場の友人が自分を探してくれることができます。逆に、友達が出身校などを登録してくれていたら、こちらから探しにいくこともできますので、昔のなつかしい友達を掘り起こせますよ。
フェイスブックには、誰もが見られるページの他に、限定された人たちだけが交流できるグループサイトも作れるので、安心した友達探しと交流ができます。
シニアが、スマホやタブレットで、今日あったことなどを、自ら発信することは近況報告・安否確認にもなります。文字を書かなくてもお散歩の時にみつけたお花の写真などを撮ってアップロードして、離れた家族や友達が見れば、元気に暮らしているんだなと見守りサービスの代わりにもなります。
シニアのLINE(ライン)活用術
メールより簡単なのがLINE。文字をたくさん打たなくても、スタンプだけで会話ができるので、遠くはなれた家族に、毎日、スタンプで安否確認ができます。
シニアのTWITTER(ツイッター)活用術
ツイッターは、発信よりも情報収集に役立ちます。ツイッターはみんなが呟いている情報がタイムラインで流れてきます。リアルタイムの情報収集に便利です。特に一人暮らしで注意したいのは、災害時。テレビは大きな災害にスポットをあてて報道しますが、このエリアという限定のピンポイントで情報収集したいときには、ツイッターの中で検索をかけたほうが、欲しい情報が手に入ります。
シニアのブログ活用術
毎日ブログを書くことで、同じ趣味の友達を作ることもできます。例えば、家庭菜園の趣味があるなら、種をまいた、肥料をあげた、今このぐらい成長している・・など紹介するだけで、同じような趣味を持っている人が見に来てくれます。コメントなどで交流すると共通の趣味のお友達に♪
また、親戚や家族の人も順調にブログが更新されていると、元気でやっているんだなという安否確認ができます。
シニアのパソコン・ネット活用術
シニアが実際に使えると便利なネットやパソコン(スマホやタブレット含む)活用術を紹介します。全部できなくてもこれらの中から1つ、2つできることがあれば、人とつながれたり、生きがいや楽しみが増えたり、家事が楽になったりと少しずつ便利になります。
ネットで旅行を予約する
旅行はネットで予約すると簡単です。旅行へ行った時に、写真や動画を撮り、それをブログやフェイスブックにあげると旅行記として何度も見返せますし、お友達や家族にも見せてあげることができます。
パソコンで写真整理する
特に、シニアのパソコン活用で利用が多いのが写真整理。どうしても歳を重ねるにつれて持ち物が多くなってしまいがちですが、デジタルで保管できる写真などは、データ保存した方はスペース
ネット銀行を利用する
ソニー銀行、自分銀行、楽天銀行などネットバンク(ネット銀行)があります。ネット銀行とは、店舗や支店を持たず、基本は、インターネット上でほとんどすべてのサービスを提供している銀行ことを指します。支店や店舗を持たないので、運営コストがかからず、金利が上乗せされたり手数料が安くなるいといったメリットがあります。また、シニアには、どこにしまったかわからなくなる通帳が元々ないこともメリット。
お金は、コンビニのATMなどからおろすことができます。
振込の確認などもネット上で見れるので、わざわざ通帳の記帳にいく必要もありません。便利な反面、いつのまにか、侵入されてお金がなくなっていた・・ということにも。くれぐれもセキュリティ対策には気をつけましょう。
電子書籍を読む
シニアの楽しみの一つは『読書』。時間がたっぷりある老後にゆっくり読書を楽しんではいかがでしょうか?電子書籍は、タブレットに入れれば、重い本を持ち歩く必要もなく、好きな場所で好きな時に本が読めます。大きなメリットは文字の拡大が簡単にできるため、老眼鏡なしでも快適に読めること。
読み終えた本も本棚に並べるとどんどん増えてしまいますが、電子書籍として保存するならスペースもいりません。
ラジオを聞く
スマホやタブレットは、音楽が聞けるのはもちろん、アプリを使ってラジオを聞くこともできます。普段はもちろん、災害時には、ラジオ情報も役立ちます。
勉強をする
インターネット上では、世界の著名な大学がその講座を公開していて、誰でもそれを見ることができます。
病院の検索・予約
引っ越しをしてかかりつけ医を探したい時や、この症状ならどの病院がいいかを探すときには、インターネットが便利です。
最近では、小児科医などで、長時間待合室で待たなくとも、家からネットで予約をして、病院での待ち時間を減らせるシステムにしている病院があります。シニアが多い病院では、まだまだ対応しておりませんが、この先、シニアが通う病院もそんなシステムが導入される可能性があります。
スマホやタブレットで簡単予約操作ぐらいできるようにしておくと便利ですね。
自治会やボランティア団体、サークルのHP、資料づくりに
インターネットのいいところは、世界中どこの人とでも繋がれるところですが、海外旅行もスイスイと行けるそこまでのアクティブシニアでないかぎり、やはりつながっておきたい人は、近くに住んでいる身近な人です。
シニアで、パソコンが自由に使える、ネットで発信できるという強みは、大きく、自分が所属するボランティア団体の名簿作りや自治会の資料作り、また、サークルのホームページなども作れると、自分がその輪の中心に入ることができ、人の輪も広がります。
シニアにおすすめアプリ
以下、一人暮らしのシニアにおすすめのアプリです。アプリには、ビジネス、趣味、お絵かき、辞書など60万種類以上提供されており、iphone(ipad)なら「App Store」、アンドロイドなら「Playストア」の中からダウンロードして使います。無料のアプリと有料のアプリがあります。
見守り系アプリ
シニアが一番利用しているアプリはLINE。LINEで毎日、誰かとやり取りするだけでも生存確認、安否確認ができます。その他、
してみましょう。安否確認の他、歩数、体調を記録してくれるものなどがあります。
健康系アプリ
高齢の一人暮らしでは、薬を飲んだのか、飲んでなかったのか、がわからなくなってしまいがち。見守ってくれる家族の代わりにお薬を管理してくれる『お薬ノート』があります。お薬を飲む時間になると通知してくれるので飲み忘れがなくなる他、薬の在庫管理もしてくれるので、病院へ行くタイミングも教えてくれます。
歩いた歩数や自分が食べた食事の写真から、カロリー計算してくれるアプリ
ボケ防止のための漢字の書き取り、読み取り、計算、ゲーム、ゲームなどアプリもたくさんあります。
ラジオが聞けるアプリ
スマホのアプリで無料でラジオや音楽が聞けます。
お買い物系アプリ
ネットショッピングは店がありすぎてどこから選んでいいかわからないという人には、もうアマゾン1択で構わないと思います。信頼できないところでお買い物をしてしまうと詐欺やカード被害に合う可能性も。アマゾンは本だけでなく、家電製品、日用品、服、米、魚などの生鮮食品も扱っています。
高齢になり、車の運転が不安で買い物にいけなくなる前に、アマゾンでお買い物ができるようにしておくと安心です。