高齢者の見守り対策

高齢で、一人暮らしをすると、家の中で具合が悪くなった、一人で倒れてしまった、孤独死で発見された・・というのが心配です。一人暮らしの生活を見守りをしてくれるサービスを紹介します。

シニアの一人暮らし見守りサービスには、セキュリティサービスやセンサー、アプリ、家電を使って安否確認できるものと、実際に人が訪問してきたり、電話してくれる安心のサービスがあります。

モノを使って安否確認できるものは、心配する家族に連絡するというサービスが多く、一人暮らしで家族がいない場合には、実際に人が家に足を運んで貰えるサービスがおすすめです。

モノを使って安否確認してくれるサービス

センサーやシステムを使った見守りサービス

ホームセキュリティ会社では、火事や空き巣対策以外に、高齢者の見守りサービスを提供しています。

シニアの見守りサービス

高齢者の一人暮らしの家の

  • ドア
  • ベッド
  • 玄関
  • トイレ
  • 冷蔵庫

などにセンサーをつけ、トイレなら水流が一定期間ない、ドアや冷蔵庫の開け閉めがないなど、一定期間反応がなかったら、緊急通報で、自動で家族にメールがきたり、セキュリティサービスが駆けつけてくれます。

さらに、オプションで、119番で救急車を呼んでくれる、家事支援サポート、旅行・入院などの留守中の郵便物の取り込み、水まわりのトラブルや電球交換・家具移動など幅広く対応してくれる会社もあります。

ホームセキュリティ会社のサービスは、防犯セキュリティサービスにプラスしてオプションとして利用できるところと、見守りサービスだけでも受け付けてくれるところがあります。

  • 自分の住んでいるエリアが対応しているかどうか
  • 自分にはどんなシステムが必要なのか
  • お値段は高すぎないか

を比較して検討しましょう。

ALSOK みまもりサポート』・・アルソックの見守りサービス 初期工事費11,000円 月額2,400円 ボタンひとつで駆けつけ、介護や医療についての相談、緊急情報を登録しておくと、医療機関に内容を引き継いでくれるサービス。オプションで、見守る家族にメール連絡、火災監視、ガス漏れ監視などをつけることもできる。

『セコム 高齢者見守りサービス』・・戸建て月額 4,500円~ ホームセキュリティの基本サービスを受けている家のオプションとしてつけられます。ボタン一つで駆けつけ、センサー監視システム、月1回の電話、訪問サービス、24時間セコムの看護師に無料相談。

 

ホームセキュリティの会社以外にも、単体で高齢者見守りサービスを行っている会社があります。

おまもりコール・・・大阪ガス 初期費用 16,200円 月々2,700円 緊急通報・安否確認サービスの他、保健師への直通ボタンで24時間365日相談ができ、家の鍵を預かってくれるので、家の中で一人で倒れていても救出でき、救急車を呼ぶような緊急事態には、戸締まりをしてくれる。600円ほどの追加料金で週に1回、体調や食事内容、暮らしぶりをお伺い電話をして見守る家族にメールしてくれるサービスもあり。

くらし見守りサービス・・・東京ガス 月々500円 ガス使用状況を、事前に登録していた家族にメールで定期的にお知らせ。0:00〜24:00の間、ガスのご使用が1度もなかった場合は、翌日、ご家族に「未使用メール」でお知らせ。他に、ガスの消し忘れ、遠隔遮断サービスも。駆けつけサービスはない。

 

遠くても安心プラン』・・・NNコミュニケーションズ 自分のスマートフォンを使って、遠くに住んでいたり、自宅で1人生活している家族の暮らしぶりを電力の使用状況から確認し、遠くから「そっと見守る」サービス。カメラを使った「映像(動画)を確認」見守りではなく、電気の使用状況から「暮らしぶり」を確認するため、 見守る方も見守られる方も気兼ねなく利用できる。

 

インターネットで『高齢者 見守り サービス』で検索

してみましょう。

 

携帯や固定電話、アプリを使った見守りサービス

決まった時間に自動音声で、一人暮らしの家に携帯電話や固定電話に電話をかけてくれたり、パソコンや携帯にメールがくるサービス。プッシュホンで対応したり、指定されたurlをクリックすると、見守る家族にメールで連絡がいき、体調管理や安否確認ができます。月額1,000円程度と手軽な見守りサービスです。

また見守りスマホアプリでは、指定した時間にアラームが鳴り、画面に触るととまります。反応がなければ見守る家族にメール送信してくれます。無料のアプリなので、こちらもお手軽。

 

家電を使った見守りサービス

象印のポットを使った『みまもりほっとライン』はレンタルの無線通信機を内蔵した専用の電気ポットの使用状況によって、遠く離れた家族の携帯やメールにお知らせする見守りサービスです。電源を入れた時と給湯した時の時間が通知サれます。また、『おでかけキー』を押すと、外出した時間と帰宅した時間もメール配信されます。

最初に契約料5,000円と月額3,000円ほど。ポットが1年中、必ず使うものかどうかがあいまいなことと、おでかけキーを押すのを忘れちゃうことはないのかということ、毎月の金額を比較するとホームセキュリティの見守りサービスの方がコスパがよいようにも感じます。

工事が不要で、ポット代は無料レンタル、一人暮らしのシニアの日常をさりげなく見守ることができるので、まず最初の見守りサービスとしてお試ししてみるのもいいかもしれません。

 

実際に足を運んでくれる見守りサービス

宅配見守りサービス

生協の食材宅配や、お弁当やさん、乳酸菌飲料(ヤクルトなど)などで、配達ついでに安否確認してくれるサービスがあります。業者がやっているサービスと市区町村の行政サービスで宅配サービスを行っているところもあります。

 

自治体見守りサービス

一人暮らしの高齢者を見守るサービスを自治体独自で行っているところもあります。

  • 安否確認サービス
  • 緊急通報サービス
  • 見守りサービス
  • 配食サービス
  • お元気コールサービス

高齢者の多い自治体では、緊急通報システムを用意しているところがあります。急にからだの具合が悪くなったり、火災などの突発的な事故にあった場合、通報装置(本体、ペンダント型、まくら元用)の緊急ボタンを押すと消防局司令センターに通報され、救急車やあらかじめ登録している近所の協力隊が駆けつけます。

また、相談ボタンを押すと自動的に相談センターにつながり、常駐する専門の相談員による保健・健康に関する相談が受けられたりというサービスも。こうした見守りサービスは、技術が日々進歩しています。

自治体の見守りサービスは、民間のものより値段も安いので、自治体が行っているか市役所等の介護福祉窓口で確認してみましょう。

 

高齢者一人暮らしの見守りサービスまとめ

高齢者の一人暮らしの見守りサービスには、ホームセキュリティ会社やその他の会社がセンサーやシステムを使って安否確認や緊急通報してくれるサービスが整っていますが、家族に連絡すると言うものが多いです。中には、介護事業者に連絡してくれるものもありますが、一人暮らしで家族もいないという人には、『孤独』も危険。

自動音声に毎日対応するというのも虚しいものがありますし、首からさげるペンダント型緊急通報システムは、誤って押してしまうことも多いため、定期的に生の声で電話をかけてくれたり、家を訪れてくれるようなサービスがおすすめです。

 

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