高齢者の交通事故対策

近年、小学生の集団登校の列に高齢者ドライバーの車が突っ込む、ブレーキとアクセルを踏み間違えて激突する、など高齢者の交通事故が大変増えています。交通事故の死者数は減っているのに高齢者の事故の占める割合は年々増える傾向にあります。

高齢者になってから事故に巻き込まれて、一時的にも寝込んでしまうと一気に寝たきりの介護生活になってしまうことも。また、事故を起こし、加害者になっても大変。

このページでは、高齢者の事故にはどんなものがあるのか? またその原因は? 老後に事故に合わないために、高齢ドライバー起こさないための対策について紹介しています。

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高齢者が被害に事故にはどんなものがあるのか? その対策は?

高齢者の事故で多いのは、自宅近くの歩行中。高齢者が交通ルールを守っていないことが原因のことも多いです。横断歩道でないところを渡ったり、信号を無視したり、歩道橋を渡らなかったり。

年齢を重ねて、歩くスピードや判断力が鈍ってきます。遠回りでも横断歩道や歩道橋を利用し、青信号が点滅したら無理をしないで、次の信号まで待ちましょう。

また、夜にでかける場合には、目立つ服装にライトが当たるとピカピカ光る反射材を身に付けましょう。

 

高齢者ドライバーに多い事故とは?

 

高齢者ドライバーによる事故も10年で2倍ほど増えています。事故の原因として多いのはこれらの事故です。

1位:安全不確認による事故

2位:交差点での事故

3位:前方不注意による事故

4位:動静不注意による事故

5位:ハンドル・ブレーキ操作ミスによる事故

※警視庁交通総務課統計参照

 

高齢者ドライバーの事故対策

 

高齢になると、視力や判断力が落ち、人が歩いている、前に車がいるのに気づかないということも。特に『有効視野』がせまくなります。1点に注意を集中させた時、周辺の情報をどれだけ視覚にとらえられるかで有効視野がどれだけあるのか判断できます。高齢者は20代の3分の2ほどに落ちますが、自覚しにくいのが特徴です。

自覚がないまま認知症がちょっとずつ進んでいる可能性も。運転能力の衰えの兆候はこんなことがあげられます

  • 車のキーや運転免許証を探し回る事が増えた
  • 道順がすぐに思い出せないことが増えた
  • 駐車場にいれるのがむずかしくなった
  • 曲がる際にウィンカーを出し忘れる事が増えた
  • 会話しながらの運転がしづらくなった

兆候が感じられる人は運転能力の衰えのサイン。能力に応じた運転を心がけ、運転をやめることも検討しましょう。

それでも、車が必要で、運転したいと思う時には次のようなことを心がけましょう。見え方が若い時と一緒ではないと意識し、スピードを落とし、左右をよく確認することが必要です。

  • 自分の運動能力や身体能力を過信せずしないこと
  • 夕方から早めのライトを点灯する
  • 夜の運転はやめる
  • 朝夕の混雑時の運転はやめる
  • 講習会や検査を受ける
  • 任意保険に入っておく
  • 運転の辞め時は決めておく

 

2017年3月12日の改正道路交通法で認知症対策が強化されます。

75歳以上の高齢ドライバーは運転免許の更新時に認知機能検査を受けます。更新期間満了日の6ヶ月前から受ける事ができます。

高齢ドライバーの認知症対策

『認知症のおそれ』と判断された更新希望者全員に医師の受診が義務付けられます。さらに信号無視などの一定の交通違反をした人も認知機能検査対象となります。

医師の診断は2種類あり、公安委員会が指定する専門医の診断と自分で選んだかかりつけ医の診断書の提出のどちらか。専門医の場合は公費で、かかりつけ医の場合は自己負担となります。

70歳以上は免許更新時、『高齢者講習』、さらに75歳以上になると高齢者講習の前に『講習予備検査(認知機能)』を受ける義務があります。その検査で、

  1. 認知症の恐れがある
  2. 機能低下の恐れがある
  3. 心配ない

と分類されますが、1の認知症の恐れがあると判断された場合には、医師の診断を受け、認知症だと診断された場合には、免許は取り消しになります。

2の機能低下の恐れが有る場合は、原則6ヶ月後に再診断が必要になります。

車の保険は自賠責保険は強制加入ですが、万が一事故を起こしてしまった時のために、任意保険も入っておきましょう。年金だけで事故の補償まかないきれません。

認知症と診断されてからや事故を起こしてからでは取り返しがつきません。一番安全な高齢者ドライバー対策としては、自主的に免許を返納すること!!

ドライバーは、高齢になるほど自分の運転力を過信してしまうというデータもあります。年を重ねるといつまで運転できるかという判断力も鈍ってしまいます。年齢の目安としては免許保有者10万人当たりの死亡事故件数が急増する75歳が目安。免許は75歳になったら返納すると判断力があるうちに決めてしまいましょう。

自分ではなく、親を説得する場合には、『歳だから・・』と言うのではなく、車の維持費(車検代・ガソリン代・駐車場代・自動車税・保険代)など金銭面から説得。すべてをタクシーに変えてもタクシー代の方が安いことのほうが多いです。

田舎で、車がなくて困るようなら、動けるうちにもっと便利な場所や、家族の近くへ引っ越すなど早めの準備が大事です。高齢者向けの移動手段の解決策として、予約制の『デマンドバス』や『タクシー補助』を外出支援策として打ち出している市も増えてきています。HPで検索するか、役所の福祉担当部署で聞いてみましょう。

 

運転免許返納方法

 

運転免許は、警察署または運転免許試験場で返納することができます。

持ち物は

免許証 ・ 写真 ・ 交付手数料(1,000円)

 

受付日時など、詳しくは各都道府県の警察のHPに掲載されています。

運転免許返納特典

運転免許を返納し、その日から5年以内であれば、運転経歴証明書を交付することができます。運転経歴証明書を見せれば、特典があるお店もありますよ。

特典は、各都道府県、市区町村によって異なります。

例えば

東京都なら・・

  • 指定銀行の定期金利上乗せ
  • 帝国ホテルレストラン10%OFF
  • 三越伊勢丹・高島屋で自宅への配送無料
  • 指定のボーリング場 終日400円で利用

大坂なら・・

  • 高島屋で自宅への配送料無料
  • 商店街でのお買い物10%割引
  • スーパー銭湯割引
  • 老人ホーム1泊体験入居無料
  • タクシー10%割引

京都なら・・

  • タクシー券 5,000円分
  • バス・タクシー共通券 10,000円分

福岡なら・・・

  • コミュニティバスのチケット
  • タクシーの初乗り利用券

都道府県ごとに特典が違うので、特典がないところもあります。

高齢者になって事故を起こしてしまうと、賠償金も支払いきれず、家族にも迷惑をかけてしまいます。免許を返納すると、自分がドライバーとして事故を起こすことはありません。それが最大の特典であり、事故を防ぐ対策です。

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投稿日:2016年12月12日 更新日:

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