高齢一人暮らしの防犯対策として気をつけたいことってどんなこと?
住んでいる人が、家にいない時にやってくる空き巣に対して、高齢者の家には、家に在宅しているのをわかっていながら忍び込むという侵入強盗も増えてきています。
高齢で、一人暮らしの場合、もし自分がいる時に家の中に入られると、家の中は密室で自分と泥棒以外、誰もいない状態なので、命の危険にさらされます。
高齢者ならではのちょっとした気持ちの緩みが原因で空き巣にはいられることも。ハード面(防犯グッズなど)、ソフト面(心がけなど)から家の中に泥棒を入れない対策を考えていきましょう。
空き巣・泥棒に狙われやすい家とは?
- 高い塀や植木に囲まれている家(侵入時に他の人にみつかりにくい)
- 目の前が空き地や公園 (隣人の目がない)
- 前の道が人通りが少ない
- 窓が開けやすい
- 玄関の鍵が開けやすい
- 2階への足場がある
逆に空き巣に入られにくい家とは? この反対です。これを踏まえて防犯対策しましょう。
ハード面での空き巣・泥棒対策
空き巣、侵入強盗の50%以上は、5分以内に侵入できなかったらあきらめています。その為、気をつけなければいけないのは窓、玄関、勝手口、ベランダなどの侵入口に5分の壁を作ること。道路から目立たない1階の掃出し窓や風呂、トイレの小さな高窓なども狙われやすいところです。
- ドアや窓に補助鍵をつける
- 窓は合わせガラスなど防犯ガラスにする
- 窓に防犯フィルムを貼る(割れにくい)
- 窓には面格子をつける
- 窓にセンサーをつける
- 防犯カメラ、またはダミーの防犯カメラを取り付ける
- センサーライトを取り付ける
- ホームセキュリティを利用する
センサーライトなどは、つけている家も多く、あまり効果はないのが現状ですが、これら1つじゃなく、複数個対策することで、“この家は、防犯対策をしている家だな”と感じさせることがポイント。
防犯グッズはセキュリティシステムの会社でも販売、取り付けしてくれますが、身近なところでは、ホームセンターや東急ハンズの防犯コーナーに置いてあります。
ホームセキュリティは有名どころでは、セコムやアルソックがあります。お値段が高いことがデメリットです。玄関を離れると自動施錠してくれるシステムや、侵入者がきたら駆けつけてくれ、もしも被害に合った場合には、盗難保険で現金が戻ってくるというようなサービスがありますが、取付費用に約30万円、月額約5000円など費用がかさみます。
まずは、防災グッズでできることから、予算に応じてホームセキュリティを検討してみてもいいですね。
ソフト面での空き巣・泥棒対策
自分でできる最良の空き巣対策は、確実でこまめな戸締まりが基本です。
- 普段からご近所とは親しく、声を掛け合っておく
- 犬を飼う
- ただいま~と言って家に入る(一人暮らしを悟られない)
- 現金をたくさん家に置いておかない
- 家にいても玄関、窓の鍵はかけておく
- ゴミ出し、回覧板をまわす、といったちょっとの時間も鍵をかける
- 夏でも窓を開けて寝ない。
- 留守をするときには、新聞はとめる。郵便もとめることができる
- 玄関ドアはすぐに開けない(インターフォン越しやドアチェーンをかけたまま対応)
- ポストに施錠し、郵便物を抜き取られないようにする(個人情報を抜き取られないように)
- むやみに住所、電話番号、メールアドレスは教えない
高齢者の一人暮らしの家には、白昼堂々と、宅急便や水道屋さん、警察などを装って玄関から堂々と入ってくる泥棒もいます。玄関で銀行のATMカードを要求し、堂々とATMで引き出すという手口。
オートロックだから大丈夫というのは危険です。駐車場から専用通路があったり、宅配業を装ってはいってくることも。オートロックでも自分の家の鍵はしっかり施錠しましょう。
高齢者の空き巣・防犯対策まとめ
- 侵入口に5分の壁をつくる
- 防犯グッズはセキュリティサービスを利用する
- こまめな戸締まりが基本
- 留守だ、高齢の一人暮らしだと悟られない 個人情報を出さない
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