シニアが孤立しない地域デビュー

一人暮らしで困るのは、急に体調が悪化して動けなくなった時や、災害時に誰も助けを呼べないこと。困っていることがあるのに相談できる人がおらず、孤立してしまうこと。

そんな事態を防ぐには、普段から隣近所や友達とのお付き合いをマメにしておくことが大切です。

万が一、一人で倒れたときに頼りになるのも、すぐに駆けつけられるのもご近所の人です。一人ぐらしの高齢者にとって、地域との絆は生命線でもあります。

初めて赤ちゃんが公園に行くことを『公園デビュー』といいますが、そのシニア版、ずっと会社に勤めていた人が、地域に出ていくことや地域活動に参加することを『地域デビュー』といいます。

シニアの地域デビュー

このページでは、老後に地域活動に参加することだけでなく、孤立せず、地域の人とつながる方法、地域デビューにはどうしたらいいかを紹介します。

近所に行きつけの店・場所をつくる

近所に定期的に通うお店をつくりましょう。

例えば、コンビニ、スーパー、飲食店、銭湯などどこでもいいので、お店の人と顔見知りにしていれば、ここ最近顔をみないとあれば、おかしいと気づいてくれるかもしれません。

また運動もかねて毎日同じコースをウォーキングするのもおすすめです。同じ時間、同じ曜日に河原、公園などウォーキングしやすい場所を選んでお散歩すると、周りにいる人も顔見知りになってきます。ご近所のウォーキング仲間を見つけて、あの人、最近見かけないねといってもらえるような関係をつくりましょう。

地域の老人会(敬老会)・町内会に参加する

地域の自治会の中にある老人会、町内会に参加しましょう。シニアの遠足やスポーツサークル、地域の子どもたちとの餅つき大会、運動会など地域にいるシニア、子どもたちとも交流ができます。

ただし、老人会で活躍しているシニアは70~80代が主流で、60歳~65歳で『老人会』という名前に違和感も覚える人、目的がはっきりしていない、すでに年配の人が活躍する中、部下のように使われるのがいやなこと、役員のなり手がいないなど老人会や町内会に新たに入っていく人は都会では特に年々減少傾向にあります。

地域によっては、活発なところもありますので、自分の住んでいる地域の老人会や町内会はどうかな? と覗いてみて下さい。自治会が窓口になっていることが多いです。

 

地域のサークル活動に参加する

近所の公民館、コミュニティセンターで行われているサークル活動など、毎週、決まった日時に集まる会に所属していれば、連絡なく欠席した時には、仲間が心配して様子を見に来てくれるかもしれません。

サークル活動というとシニア主体の方が話が合いそうと感じるかもしれませんが、同じ趣味を持つ者同志なら話も合います。自分は子育て経験からいい知恵を教えてあげられ、若い人からは、体力的に力になってくれるかも。自分にはない部分を補えて、シニア同志ではなく、若いお友達の方がいい時もあります。

 

地域デビュー支援窓口

いつまでも働きたい、社会貢献をしたいと考えているのに、実際には、地域活動には参加しておらず、様子見をしているシニアが多いのが現状です。

そんな経験豊かで意欲もあるシニアと地域の活動を結びつけたいと考えている市区町村では、

『地域デビュー応援講座』『地域デビュー応援事業』『地域デビュー体験ツアー』

といった『地域デビュー』に向けて背中を教えてくれるイベントが多く開催されています。

地域デビュー応援講座では、新たに何か始めたい。地域の活動に興味はあるけど、どうやって参加すれば良いのかわからない。すでに地域の活動はしているが、他におもしろそうなものがないか知りたい、やってみたい、そんな人を対象とした、地域で活動するための講座を開催しています。

  • 地域で活動する際の心得
  • 地域団体の紹介
  • 市民活動(ボランティア)の紹介
  • 講座、サークルなどの紹介
  • すでに入っている人の声

などを紹介し、地域デビューの道案内をしてくれます。

中には、地域デビュー体験ツアーで、地域にあるボランティアや事業を1泊2日で色々体験できるツアーを開催している地域もあります。

地域も手をこまねいている状態ですので、『地域デビュー ○○市』で検索してみてください。

 

地域デビューの心得

『地域デビュー』をうまく成功させるには、気をつけることがあります。『地域』は『会社』とは違うので、上下関係はありません。以下のようなことに気をつけましょう

  • きちんと挨拶をする
  • 見栄や肩書は捨てる
  • 自分の考えややり方を教えつけない
  • 仲間を部下扱いしない
  • 下品な話題はNG

 

地域包括支援センターも地域デビューの窓口の1つ

自分の地域には、『地域デビュー応援講座』がない、自分から友達やボランティアやサークルをみつけるのが難しい、『そもそもそういうのを見つけるのってどうしたらいいの?』、『 誰とも繋がっていなくて孤独で心配』という人はまず最初に地域包括支援センターに行ってみましょう。

年を重ねるにつれて、『介護』まではいかなくても、『ちょっとしたこと心配』 と思い始めたときから、はじめに相談にのってくれるところが、『地域包括支援センター』です。

市区町村にも福祉課や介護課といった窓口がありますが、もう少しハードルが低く、最初に相談できる公的窓口なので気軽に相談できます。高齢者が住み慣れた自宅や地域で生活できるように、必要な介護サービスや福祉サービス、他、日常生活支援、地域のつながりなどの相談にのってくれます。

全国の各市区町村に4000箇所以上設置されています。ネットで家の近くの地域包括支援センターを『○○市 地域包括支援センター』で検索してみて下さい。歩いて行ける範囲にあることも多いですよ。

地域包括支援センターでは

  • シニアのボランティア活動情報
  • 介護予防・介護サービス情報
  • シニアの地域サークル・趣味講座情報

などの情報提供をしてくれます。地域デビューの手助けをしてくれるところでもあります。

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